長野県諏訪市にある高島城に行ってきました。
1970年(昭和45年)本丸跡に天守閣の外観を復元した鉄筋コンクリートのお城です。
小さなお城ですが天守からの景色が綺麗で、晴れると遠くに富士山が見えるんです♪
2017年には、続日本100名城【130】に選ばれました。
どんなお城?
高島城は織田信長や豊臣秀吉に仕えた武将日根野 高吉(ひねの たかよし)が1592年(安土・桃山時代)に7年という早さで築城しました。
当時はお城の周りは湖水だったそうで、まるで諏訪湖の中に浮いているお城のように見えたのだそうです。
そうしたことから「諏訪の浮城」と別名がついています。
高島城のお姫様
高島城には諏訪市公認キャラクターの諏訪姫というかわいいお姫様がいます。
歴史上では諏訪御料人(すわごりょうにん)または料の一字違いの諏訪御寮人とよばれているお姫様なのですが、本当の名前は不明です。
大河ドラマの中の諏訪御料人、由布姫・湖衣姫
NHK大河ドラマの中に諏訪御料人が登場したことがあるんです。
2007年に放送された大河ドラマ「風林火山」では由布姫(ゆうひめ)の名で登場。
1988年に放送された大河ドラマ「武田信玄」では湖衣姫(こいひめ)の名で登場。
「風林火山」は武田信玄の軍師山本勘助のお話でした。主演は内野聖陽さん、由布姫を演じたのは柴美幸さんという女優さんです。
「武田信玄」は主演中井貴一さん、湖衣姫役は南野陽子さんが演じています。
大河ドラマを見ていた方は、由布姫か湖衣姫の呼び名がしっくりくるかと思います。
悲劇のお姫様
お姫様は諏訪一帯を統一していた諏訪氏とよばれる一番高い神職の一族で、武士でもあった諏訪頼重の娘として生まれました。
しかし、諏訪家は甲斐の国(山梨県)の武田信玄によって滅ぼされてしまいます。
悲しみにくれる姫を信玄の軍師山本勘助が説得して、父の仇である信玄の側室となり後に信玄の跡を継いだ武田勝頼を生みましたが、25歳前後で若くして病気で亡くなってしまいました。
とても綺麗なお姫様だったそうで、信玄からとても愛されていたのだとか♡
史料が残ってないため真実はわからないそうですが、親の仇と知りながらも側室となって生きた悲劇のお姫様として伝えられています。
ゆるキャラになって元気に生まれ変わったお姫様
そんな悲劇のお姫様ですが、現代では諏訪姫となり諏訪市公認キャラクターとして元気に生まれ変わって大活躍しています。
諏訪姫 公式サイトもあるので、諏訪姫のキャラクターのファンになった方はぜひのぞいてみてくださいね♪
御城印販売場所
御城印はお城の受付で購入できます。
日付けもその場で入れて渡してくれました。
厚くてしっかりした紙に印刷されています。
高島城御城印 1枚 300円
上が諏訪氏の表紋「丸の諏訪梶の葉」、下に裏紋の「鶴丸紋」が入ってます。
厚手の和紙でとてもしっかりした紙でした。
100名城スタンプの場所
スタンプの場所は城内1階にあるため、入場料が必要となります。
入場料と開場時間
開場時間 9時 ~ 16時半
※入場は16時まで
休館日は御城印もスタンプもゲットできませんのでご注意を!
今現在わかっている休館日は2024年3月14日(木)の午後です。
詳しい情報は諏訪市公式ホームページに載っていますのでご覧ください。
続日本100名城スタンプ設置場所
受付から入ってすぐ右に曲がるとスタンプを置いてある場所があります。
実はこの日「続日本100名城スタンプ帳」持ってきていなくて、もしかしたら高島城に売っているかも・・とあまい期待を持って行きましたがやはりなく・・。
しょんぼりしていたら受付のおじさんが「また来るのも入場料かかってしまうんでこれについていけばいいですよ~」と切った白い紙をくださいました!
ありがとうございます。
とってもうれしかったです。
でも、やっぱりちゃんとスタンプ帳につきたいなと思ったのでまた行かせていただきます♪
城内の様子
天守は高島城公園内の西側角に。
1階が展示コーナー、2階が資料室、3階が展望コーナーとなっています。
2階の資料室は写真撮影NG!
高島城入場
坂を進んで階段を上がるとすぐ受付が見えます。
先ほども書きましたが、御城印だけ欲しい方はこちらの受付で購入できますよ♪
入場してすぐの所にお城グッズが置いてあり、300円以上購入するとロゲットカードがもらえます。集めている方はぜひゲットして行ってください♪
ロゲットカードは日本全国各地の観光スポットに置いてあり、長野県では今現在こちらの高島城と山ノ内町にある地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)で配布されてます。山ノ内町は長野県北部、志賀高原スキー場や湯田中温泉等がある町です。
ロゲットカードって何?と気になった方はロゲットカード公式サイトをご覧ください。
3階展望コーナー
1、2階は展示コーナーや資料室だったせいか、3階に上がったとたん四方にある窓から光が差し込んで、とても明るく感じました。
真ん中に江戸時代の高島城のジオラマが飾ってあります。
当時は諏訪湖が本当にお城の近くまであって、こんな感じに人が生活していたんだな・・としみじみ。
東側と西側から外に出て諏訪の風景を見ることができます。
東側のデッキに出て南の方向、写真の矢印のあたりに天気がいいと富士山が見えるんです♪
この日肉眼では見えたんですが、写真には写っていなくて残念。
西側のデッキからは写真だとわかりずらいですが、諏訪湖が見えるんです。
昔は、諏訪湖がすぐ目の前まであったのを想像しながら眺めました。
諏訪湖は昔、今の倍以上の大きさだったと聞いてびっくりしました!
諏訪御料人はどんな気持ちで諏訪湖を眺めていたのか考えるとせつない気持ちになります。
冠木門(かぶきもん)と亀石
高島城公園内の様子も少しご紹介します。
左が高島城の冠木門。
春になると桜が綺麗です。
公園内にはいくつか入る場所がありますが、冠木門から入るとお城におじゃまします♪という気持ちになりますよね。
門から入って右側の方に亀石と名付けられた大きな平べったい石があります。
この石に水をかけると、まるで亀が生きてるようになり願いが叶うと言われてるんだそうです♪
横に柄杓もあるのでさっそくお願いしてきました。
園内には他に藤棚や池もあり、カモが気持ちよさそうにひなたぼっこして寝ていてかわいかったです♡
アクセス
遠くからお城が見えないので目指して行くには少しわかりづらいかもしれませんが、上諏訪駅からも諏訪インターからもわりと近い場所にあります。
車の場合
諏訪インターから高島城まで6キロ、車で約12分ほどです。
電車の場合 (上諏訪駅から)
上諏訪駅から徒歩10分ほどです。
駐車場
無料駐車場が2ヶ所。
お城のすぐ西側に、高島公園無料駐車場があります。15台ほど駐車可能です。
お城の反対側(東)、諏訪市役所の駐車場にも無料でとめて行くことができます。
市役所の駐車場から歩道橋を渡るとすぐに高島公園内です。
どちらの駐車場にとめても、北側にある冠木門までは同じくらいの距離です。
まとめ
高島城公園は春になると桜がとても綺麗で、お花見の人で賑わいます。
桜の季節が終わっても5月中旬頃になると藤棚が開花してお城を彩るので、春から初夏の間ずっとお花を楽しむことができるお城で♪
私も今度は続日本100名城のスタンプ帳を持って、春になったらまた訪れてみたいと思っています。
みなさんもぜひ♪
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