諏訪大社は四社あり、諏訪市側に上社(本宮・前宮)、下諏訪町に下社(秋宮・春宮)が大きな諏訪湖をはさんで鎮座しています。
信濃の国一之宮ということもあり四社巡りに訪れる人も多く、七年に一度開催される御柱祭の年は一年を通して特に人が集まります。
四社巡りをして四社全部の御朱印を制覇すると、最後の四社目の神社で記念品をいただくことができるんです♪
今回はこの四社の一つ、下社春宮に参拝に行って御朱印をいただいてきたのでご紹介します。
祀られている神様は?
三柱の神様が祀られています。
建御名方神(タケミナカタノカミ)
八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)
八重事代主(ヤエコトシロヌシ)
三柱の神様の関係と主祭神
建御名方神(タケミナカタノカミ)は出雲大社に祀られている大国主命(オオクニヌシノミコト)の御子神と伝えられています。
八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)は建御名方神(タケミナカタノカミ)の妃神で夫婦の関係で、八重事代主(ヤエコトシロヌシ)は八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)の兄神。
主祭神は下社(秋宮・春宮)は妃神の八坂刀売神、上社(本宮・前宮)は夫の建御名方神。
四社とともに建御名方神と八坂刀売神の二柱をお祀りしていて、下社(秋宮・春宮)では兄の八重事代主も祀られています。
御祭神の移動(春宮とよばれる由縁)
御祭神が春と秋の半年ごとに二宮の間を行き来していることから春宮、秋宮とよばれているのだそうです。
春宮 2月~7月
秋宮 8月~1月
参拝に行くときは、御祭神のおられるときに行きたいですね!
下馬橋
春宮の鳥居手前の道の真ん中に下馬橋(げばばし)というのがどーんと現れます。
この橋の前でに来たらたとえ殿様でも籠や馬から降りて橋を渡り、参拝したのだそうです。
近くで見ると、すごく綺麗な弓なりの橋です。
先ほどお話した御祭神の移動の神事、年に2回の遷座祭(せんざさい)のときだけ御神輿でこの橋を通っているそうです。
ご利益は?
御祭神が夫婦で八坂刀売神は十三柱の子を生んでいることから、夫婦円満、子孫繁栄、縁結びのご利益があるそうです。
女の神様ならではですね♪
- 夫婦円満
- 縁結び
- 子孫繁栄
- 家内安全
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
社務所
社務所は鳥居をくぐって右側、坂の上にあります。
御朱印授与時間:午前8時半~午後4時半
詳しくはを諏訪大社ホームページをご覧ください。
こちらに寒い季節に参拝に来ると、いつもいい感じの焚き火が社務所前にあって感動♪
いつか焚き火のコツを聞いてみたいと思いながら暖まってきました。
下社春宮の御朱印と御朱印帳
右下の印は、四社集めると読める形になりそうですね♪
初穂料:500円
御朱印帳は、2種類。
四社共通のオリジナル御朱印帳です。
朱色と紺は、約11.2×16㎝で標準の御朱印帳のサイズ、黒は大きめでした。
背表紙には、バッチリ諏訪大社とあります。
境内の様子
手水舎は道路をはさんで鳥居の手前、左側にあります。
鳥居の写真を撮るときは、道路側からになってしまうので車にご注意を!
鳥居をくぐると、一直線になっているなだらか坂のまっすぐ正面に神楽殿が。
下社秋宮の大しめ縄神楽殿の大しめ縄が見事です。
拝殿は中央を幣拝殿、左右を片拝殿とよび、秋宮と同じ造りで1780年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
今年2023年だから、今から243年前⁉
神楽殿の右側に御神木の「結びの杉」があり、途中から二股になっていることから縁結びの杉と呼ばれているそうです♡
アクセス
電車の場合は下諏訪駅から徒歩でも行ける距離です。
車の場所は岡谷インターで降りると近いです。
徒歩 下諏訪駅から
JR下諏訪駅から1.2キロ、徒歩20分ほど。
車 岡谷インター料金所から
岡谷インターから5キロ、10分ほどです。
20号線をまっすぐ行って春宮大門の交差点を左に曲がって行くのがおすすめです。
駐車場
春宮を正面に見て、道路右側に参拝者駐車場があります。
収容台数 : 50台
料金 : 無料
まとめ
鳥居を一歩入ると、厳かな空気が境内に漂っていて歴史を感じました。
神社の近くには「万治の石仏」というかわいい石仏や、おんばしら館等があるので時間があったら、ゆっくり散策してみてくださいね。
「万治の石仏」の記事はこちらからどうぞ 👇
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