長野の善光寺には何回か行ったことがあるのですが、飯田にある元善光寺には一度も行ったことがありませんでした。
お盆休みに南信州の売木村(うるぎむら)にキャンプに行ったので、せっかくだからこの機会に飯田市にある元善光寺に行こう!と思い、キャンプ中に急遽決行。
うるぎのキャンプ場からは50キロほど、1時間くらい。往復2時間かけて行ってまいりました♪
短い滞在時間でしたがしっかり御朱印もいただき、お戒壇巡りもしてきましたのでので、境内の様子を交えてご紹介します。
元善光寺とは?善光寺と関係あるの?
一度詣れよ元善光寺 善光寺だけでは片詣り
歌の歌詞にあるようなこの言葉、聞いたことがある方もいるかと思います。
私も聞いたことはあったのですが、元善光寺と善光寺の関係はぜんぜん理解してませんでした。
元ってつくから元祖善光寺⁇
元善光寺の御本尊と元々の名前
元善光寺は長野県飯田市座光寺という場所にあるんです。
Wikipediaで調べたら、この地名になった謎が少し解けました。
推古天皇10年(602年)にこの地の住人本多(本田)善光が、難波の堀江(現在の大阪市)で一光三尊(善光寺如来)の本尊を見つけて持ち帰り、麻績の里の自宅の臼の上に安置したところ、臼が燦然と光を放ったことからここを「坐光寺」としたとされる。
引用元:元善光寺-フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最終更新日時 2024年8月26日 (月) 00:33
本多善光さんがみつけた光り輝く仏像を置いた場所が坐光寺となったんですね。
ちなみに、善光さんのお名前の読み方ですが「よしみつ」が正解です。
〇 よしみつ
✕ ぜんこう
御本尊が長野の善光寺へ
善光さんがみつけた御本尊のその後がWikipediaの続きに書かれていました。
その後、皇極天皇元年(642年)、勅命により本尊は芋井の里(現在の長野県長野市)へ遷座され、この寺が善光の名をとって善光寺と名付けられたことから、坐光寺は元善光寺と呼ばれるようになった。
引用元:元善光寺-フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最終更新日時 2024年8月26日 (月) 00:33
飯田の坐光寺に御本尊があったのは40年くらいということになりますね。
その間に、この光り輝く本尊の噂が広まったのかな?と思いました。
元善光寺という名前になってから、坐光寺→座光寺に変化したようです。
元善光寺と善光寺は深~い関係があるんですね♪
元善光寺の御朱印
御朱印は、御本堂の左の一角でいただけます。
開堂時間 9時~17時
御朱印授与時間 9時~16時50分
御朱印は5種類ありました。
- 元善光寺
- 御本尊様梵字
- 座光の臼
- 御詠歌
- 御本尊様御影
1は御朱印帳に書いていただけますが、2~5の御朱印は書き置きです。
私は初めての元善光寺参拝でしたので、基本の1の元善光寺にしました。
直書きでなく、書き置きです。
御朱印 500円
キャンプで遊びに行ったので御朱印帳は家に置いてきたのですが、書き置き御朱印を入れるファイルはいつも持ち歩いていたのでよかったです♪
書き置き御朱印おすすめファイルの記事はコチラ👇です
元善光寺境内の様子
元善光寺の階段をのぼった所に案内図がありました。
長野の善光寺はとっても広いですが、元善光寺はこじまりとしたお寺です。
私は、階段下の左側の道をのぼった所にある駐車場に車をとめたので、下の階段をのぼらずにお寺に入りました。
ひとつ上の段・・・矢場を通って現在地に出るルートです。
あまりいい写真が撮れなかったので、ちゃんと伝わるかわからないですが・・・とても綺麗な矢場でした。
春分の日秋分の日の年に2回、射会が開催されていて、参加は自由だそうです!
矢場を出ると山門があり、階段をのぼると本堂があります。
小さいけど、綺麗な山門でした。
階段をのぼりきると、手水(ちょうず)がありました。
ビー玉が敷き詰められてキラキラ輝いてとても綺麗でした。お花も華やかで素敵だけど、ビー玉もいいですね♪
そして、目の前に御本堂がででん!
そんなに大きくはないですが、厳かな雰囲気漂う御本堂。
お参りの際、文字の出るお線香(100円)があったのであげてきました♪
帰りに、私のあげたお線香はどんな文字が浮き出たのか見てこようと思ったのに、すっかり忘れて帰ってきてしまいました・・・
かわいいお地蔵様がそこかしこにいました♡
みんなにっこり微笑んでいます。
帽子とか、衣替えするのかな?
写経とお戒壇巡り
写経の体験とお戒壇巡りをしてきました。
なんとどちらも無料でできるんです♪
(御本堂での中は撮影NGだったので写真はありません)
写経
紙の下にお手本があって、それをなぞるだけなんですが無心で書くせいか心が洗われたような気がします。
普段は猫背気味の私の背筋が、写経中はピンと伸びました。
一行だけの体験写経なんですが、超おすすめです♪
お戒壇巡り
御本堂の右側にお戒壇巡りの入り口があります。
靴のままOKです♪
5分くらいで行って帰ってこれますが、暗闇の中を手探り状態で歩くのでもっと長~く感じます。。
ちなみに元善光寺のお戒壇巡りは無料ですが、
長野の善光寺では600円です。
真っ暗な何も見えない中を手すりをたどって進んで行き(長野の善光寺は板壁)、御本尊様の真下の位置にある錠前を触って帰ってくるという、ちょっと怖いアレです。
錠前に触れたことで、御本尊様と深いご縁を結んだことになるそうです!
そして、なんとなんと極楽浄土への往生が約束されるとか。
ほんの5分ほどで終わるのですが、暗闇の中手探りで歩くってホントこわいです。
出口からの明かりが見えたときのうれしさったらもう・・♪
真っ暗な場所が苦手な方は、やめておいた方がいいかもしれません。
入口から3、4歩行くと本当に漆黒の世界で目をどんなに見開いても何も見えないので、プチパニックになる方もいるようです。
私も暗闇は苦手なのですが、夫と手をつないで入ったら大丈夫でした。
でも、ひとりだったら・・・ちょっと自信ないです。
アクセス方法
中央道の座光寺PAのスマートインターから4キロ弱、7分ほどです。
座光寺スマートインターは、2021年(令和3年)に開通したんだそうです。
行きやすくなりましたね♪
駐車場
無料駐車場があります。
まとめ
長野県に住んでいますが、南信州にはなかなか行く機会がないので今回キャンプ中に弾丸でしたが行けてよかったです。
静かでとても綺麗なお寺で、ビー玉の手水のお迎えが素敵で今も心に残ってます。
機会があったら、ちょっと遠いですがもう一度ゆっくり行って散策してきたいなと思うお寺でした。
みなさんもぜひ、「一度詣れよ元善光寺、善光寺だけでは片詣り」ぜひぜひ一度訪れてみてくださいね♪
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